毎度おなじみになりました、Zoomのお話です。
今回はユニカイエが事務局を担当している「世間学会」のお話です。
世間学会といっても、かつてはなんじゃそれ?、石鹸学会ですか、などと言われてきましたが、最近は学会の幹事でもある法学者の佐藤直樹さんと、劇作家の鴻上尚史さんとの対談本「同調圧力」がヒットしたおかげで世間というキーワードとともに、名前が知られるようになってきました。
この世間学会では、年に2回、春と秋に「研究発表会」を開催してまして、ユニでは録画の収録と配信をおこなってきましたが、ここに来てのコロナ禍です。
昨年の秋大会は、完全にリアル開催は無理ということで、Zoomのみでのオンライン開催となりました。これはある意味主催者側としてはラクでした。いまから考えると、参加者全員がカメラとマイクを持ち寄ってやるわけですから、楽です。
これに対して今年は若干のリアル開催は可能で、Zoom併用になったので、かなり面倒な事態となりました。
会場から発表者の発表を一方的に流すのではなく、会場にも参加者がいて、会場の参加者に対して、資料を見せたり、会場の参加者の質問をZoomの参加者にも配信するなど、単純に作業がふえてしまいます。
恒例の仕様書は下記のとおり。
いっけん複雑に見えますが、会場の映像と音声をATEMにいれて、Zoomに流し、Zoomからの映像と音声を会場にプロジェクターで流す、という、いつもながらのZoomのやり方なわけですが、いざ会場にいったら「どんでん返し」でした。
上の図の緑色の線で示した「アンプスピーカー」からのオーディオ出力、というものが、なななななんと、ないんです。
会場にあったのは、会場にそなえつけのプロジェクターとスピーカーの一体になったシステムで、ようするに出力系がまったくない。いちおう電話で確認したときは、担当の人が詳しくなくて、出力端子ありますか?と聞いたところ、赤と白のがあります、ということだったんですが、それは「入力端子」でした。。。
ということで、自前のマイクを持っていってなかったので、カメラのマイクで会場のスピーカー音声をひろってなんとか中継しましたが、いやかなり聞き取りにくかったですね。
まあ反省点としては、
・最低、自前のマイクはもっていく。
・もっと言えば、自前のスピーカーアンプシステムを用意しておく
考えてみれば、これまで音声関係がうまくいかなかったときは、だいたい会場のオーディオシステムが思い通りに動かせなかったということが多いわけです。会場で設定を迷わないためにもこれは必須だといまさらながらに思った次第です。