ひさびさのZoom話です。
このところ、Zoomといえば「ハイブリッド配信」ですね。
コロナの感染も決して減っているわけでもないのに、なにやら解禁ムードの世の中で、リアル開催をしたいという人が増え、それでいて、リアルに集まるのは嫌という人には気遣いせねばならない、ということで、ハイブリットが選ばれているんでしょう!
ま、私はそうは思わないんですが、コロナが終息したとしても、遠方から参加できるというこの感覚を知った人たちは、オンライン併用ということからもう抜けることができないと思います。
ハイブリッドといえぱ、すでにこのブログでも何回かとりあげてますが、これはなかなかに難しいわけです。
「世間学会」での失敗例を書きましたが、そこではアンプスピーカーからのライン出力がとれないのを原因にしてましたが、この仕組みだと会場の声を流すスピーとオンラインの声を会場に流すスピーカーが別、というのがちょっと問題ありです。
いろいろとハイブリットをやってる方の事例をネットで探すと、「マイナスワン」という設定が定番のようです。(ただし、ご存知の方には当たり前なのかもしれません。)
で、いちばんわかりやすかったのがこちらの動画。
マイナスワン、とはミキサーが必須の設定なんですが、ここで使われているミキサー。なんとベリンガーのアナログミキサーで、あれっ!!と思ったんですが、なんとうちにあるやつじゃん!!
つてことでさっそく埃にまみれた箱からひっぱり出してきたのがこちら。
こちらに会場内で使うマイクを普通につなぎ、AUX SENDから、Zoom配信するMacにマイク入力で入れ、Zoomのマイクでこの入力を選択、スピーカーはUSB OUTを選んで、ミキサーのUSB入力へ。そうすると、Zoomのオンライン音声がMacからミキサーに送られ、会場の音声とミックスされて、メイン出力から会場スピーカーに流れる、という仕組みです。
つまりオンラインには、ミキサーから会場の音声のみが流され、会場にはミキサーから全体の音声が流れる。かつオンラインの音声はオンライン側には戻されませんからハウリングはおきない、というわけですね。
上の動画を配信してくださってるブランドコンセプトさんのサイトでも配線図がダウンロードできます。
https://brandconcept.co.jp/guide/1512/
私もちょっと改造してウチの特徴でもある「全録画」を加えたシステム図をつくって実地に検証したいと思います。