一部デバイスで音声が再生されない…モノラルマイクのワナ

先日の展示会会場からのライブ配信ですが、同時に単純に動画収録してYouTubeで公開、というのも行っていました。これはこれまでの展示会でも何度もやってますので、ルーティーンで普通に撮ってはアップしてたんですが、、、

なんと、何人かの方から「解説の声が再生されない!」という苦情がありました。出だしのBGMは聞こえるのに、解説がはじまると、シュッと音が消えてしまう、という現象。
私のiPhoneでは再現されないんですが、アンドロイドと一部のiPhoneで起きてるということ。

調べによると、ステレオ音声をモノラル再生する機能がない機種でおきてるようです。

しかし、これ、いままでとほぼ同様のセッティングで撮っているのに、なぜ今回だけこういうことが起きたのか、、、

いままでは誰も見てなかったから気づかなかったのでは??

と思ったものの、そんなわけはないか、と。
変わったことというと、ということで思い当たるのは、編集アプリをFCPXからPremiereに変えた、ということです!

モノラルマイク(SHURE/ SM63L)から一眼レフ機(5D4)での収録です。
ちなみにSHUREのマイクはXLRで、一眼はステレオミニ。これを繋ぐのに使っているのが

HOSA ( ホサ ) / MXM-025

というケーブル。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/170139/

ま、いままでなんの問題もなかったのでこれでやってたんですが、これで収録した音声トラックがPremiereでは1トラックにLとRが入っているのが、そもそもの問題のようです。

これがpremiereの音声トラック1にLRが入ってる図。

これで編集時には普通に再生されるわけですが、今回の件では、モノラルスピーカーしかないデバイスで(かつモノラル変換できない)再生すると、無音になるのでは?ということになります(推測)。

解決方法としては、Premiereの環境設定「タイムライン」でステレオ音源をモノラルとして読み込むにする、と


→参考)https://vook.vc/n/1452#

こんなふうに

音声トラックがふたつできます。

ちなみにこれをそのまま再生すると……

なんと、音声のメーターは振れているのに、音声は無音!

これノイズキャンセリングみたいな>>>>???
LとRが打ち消しあってるような感じです。
一部デバイスで再生されない現象が再現されているではないですか!(正解か)

なので、音声トラックの一個を削除するか、ミュートにすると、

無事に音声が再生されました!

ところでこのモノラル音源、けっこうノイズが目立ちます(マイクのノイズキャンセル機能がキャンセルされているって感じ)なので、

エフェクトでノイズリダクションするのが必須です。

これで問題解決しましたが、すでに編集してしまった(公開してしまってますので)ものは、環境設定をかえても適用されないので、最初からやりなおし、、、なんてことはしてられないので、premiereからauditionへ連携して、auditionの内部でほぼ同じような処理をしてpremiereに戻してやりました。

いやーしんどい。ちなみにFCPXではデフォルトでモノラルトラックとして読み込まれているので、こんなことは起きなかったということらしい。

今回のような現象は、タイムラインの設定でほぼ解決すると思いますが、モノラルで読み込んだときに無音になるということは報告がないので、今回使ったマイク、ケーブル、一眼の組み合わせて生じているのではないかとも思えます。なので次回以降は、マイクはカメラに直刺しせずに、オーディオレコーダーを通して接続してみようと考えております(下図)。

これがTASCAM