(2009.2.15追記)
以下の記事でMobileFiles Proを使用した疑似「eメール添付ファイル」の方法を書いてますが、MobileFiles Proのバージョンアップにより、なんと直接添付ファイルが可能になりました〜。現状ではファイルの種類に制限アリ(MobileFiles Proアプリ上で「見れる」ファィルしか添付できない…)なので、以下の記事での疑似「添付」はまだ有効だと思われますので、興味のある方のみご覧下さい…。なお、このバージョンアップで可能となった直接添付ファイルは「MobileFiles 2.0」(エクセル編集機能なし)でも可能。こちらは450円なので、ふつうはこっちでいいかもしれません。
以下もと記事。
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ついに来ました、MobileFiles Pro。
リンクはこちらです。
MobileFiles(無料版)はすでに使っていて、モバイルミーのiDisk上にあるファイルを閲覧したりダウンロードできるアプリ。このアプリ画面の下の方に表示される広告にこのPro版の予告広告が出ているので、いつ出るかと期待していたのだが、ついに出てくれた。しかも機能についてはっきりしたことがなにも書かれていないので、どうなるのかと思ったが、まさに期待通り、iPhoneの「壁」を破ってくれるアプリなのだった。
iPhoneの「壁」って何かというと、私にとってはただ一つ、「メールに添付が出来ない」これだ。
もちろん、写真を添付ということは出来る。写メールの普及した携帯の世界でこれができないとまずいからだろう。しかし、ずっと言っているように私はiPhoneを「バソコンがわり」に使いたいので、せっかくPCメールが出来ているのに添付ができないというのは非常にマズいのだ。
一時、iPhoneをモデム化する機能が話題となった。Netshareというアプリが流出?したり、ジョブスがその機能について言及したり、アメリカでの話だが、その機能を使う場合の料金まで噂にのぼったりしたものだが、その話はどうなったのだろうか。個人的にはその機能のために何千円かかかるのであれば、イーモバイルなど他のサービスを契約した方がいいと思う。高い金だしてソフトバンクの回線じゃねえ…と。あくまで現状のiPhoneのセッテイの中で、モデムとして「も」使えるということが便利なのだと思うわけだ。
ところで、なぜにiPhoneをあえてモデム化したいかというと、当然webを閲覧したいなどというわけではなく(そんなものはiPhoneで充分)、ファイルを添付してメールしたいからだ、ということになる。たぶん私の場合はということだが、それ以外にまったく必要性を感じないのだ。
つまり想定しているのは、ネット環境のない場所で、ノートパソコン(iBook)を持ち込んでなんらかのデザイン作業をする。それをメールで送付するという場合だ。以前であればHOT SPOTを契約していたので、地下鉄の駅、ホテルのロビーなどにかけこめばこれが可能だったが、iPhone導入にあたって解約してしまったので、FreeSpotを探すしかないが、これがなかなかないだろう。
それ以前にMacで作成したファイルをiPhoneに転送する必要があるが、これは前のエントリーで紹介した「Air Sharing」とか「Filemagnet」がある。これらはWifiで接続することによってMacで作ったファイルをiPhoneに持ってくることは出来る(しかもiBookはそれ単体でWiFiネットワークを立ち上げられるので、無線LAN環境のないところでもiPhoneと接続可能)が、これらのアプリは、あくまでこのアプリ内でそのファイルを「見る」だけ(それでも前に書いたように充分「仕事には使える」が)なので、そこまで持ってこれるだけに、なおさら、これをメール添付できたら…、とそこから先の「壁」を感じるのだった。アプリとメールとの間に厳然として存在する「壁」だね。
そんなわけで待望の「MobileFiles Pro」が来た。1200円もするので、もしも期待どおりの機能ではなかったらどうしよう…と普段は読みもしない英語の解説を読んだり翻訳機にかけてみたりしたが、いまいち確証はない(笑)。しかし、その最初の画面をみれば、分かる人は「おおっ!!」と思ってくれるだろうが、なんとiDiskへのアクセスとWiFiアクセスの二つがそろって搭載されている。
つまり外(iDisk)と内(WiFiでMacへ)との二つがあるということは、これはその二つの間にある「壁」に穴をあけてつなぐものではないか…ということを期待させる。具体的にはWiFiでMacからファイルを持ってきて(Air SharingやFilemagnetならそこで行き止まりになるところが)、そこから先にさらにそれをiDiskにアップロードできるということではないか。そのファイルのありかをメールしてやれば、つまりこれは「添付ファイル」の実現…ということになるではないか。…と、そんなわけで即購入したのであった。
さて、結果からいうとこれはまさに期待どおり。アプリの謳い文句としては、エクセルファイルを直接編集可能!!という機能があったが、これもたとえばGoogleドキュメントに持って行った場合、iPhoneでは編集できず閲覧のみとなるので、画期的だろう。実際のところ編集作業はまだ使い勝手がよく分からなかったが、閲覧だけでもスムーズで見やすく他にもいくつかある表編集アプリよりはよいのではないかと思った。
それはさておき、いちおうここにiDiskへのアップロード手順を書いておこう(ちなみにモバイルミーに加入していなくても、誰かがパブリックフォルダを開放していれば、そこへのアップロードも可能)。
まずはMobileFiles Proのメニュー真ん中にある「Wi-Fi Desktop Connectionを立ち上げると「http;//…」というアドレスが表示されるので、それにMac側からサファリでアクセス。
2008年12月29日 09:29 by unicahier
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