世間学会でおなじみの佐藤直樹氏(刑法学)さんが本日(8/9)の朝日新聞夕刊の連載記事「境界線で」に登場してます。朝日の夕刊とってる人はぜひチェックを。
連載タイトルだけだとなんの話かよく分かりませんが、今回は「揺らぐ理性という建前」というテーマで、理性的な個人が契約してつくるという社会論を批判的にとらえながら、佐藤氏の世間論や憲法学者の石崎学さんの考えを紹介してます。
ようするに、そのように理性的な人間の関わりという前提が崩れたところで、ではどのように「社会」というか、「世の中」をつくっていけばよいのか、というまとめ方が非常に鋭い記事です。これにどう応答するか、というのは、ほんとうに今もっとも重要な問題なのではないかと思う。
2006年08月10日 00:54 by hirumas Tweet
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